英語における語と語の慣習的な結びつきを示すコロケーション（連語）を集めた辞典です。通常の英和辞典的な要素は最小限に止め、名詞・動詞・形容詞・副詞が、どのような語と結合してコロケーション（連語）をなすかを、38万もの用例で具体的に示します。

書籍版は名詞重視の方針で編集されているため、名詞がどういう動詞と結びつくかは載っていても、動詞がどういう主語をとるか、 どういう目的語をとるかといったことは調べるのが困難でした。一方、アプリ版に搭載したコロケーション検索では、例えば“exploit”と入力して, 「コロケーションの分類」に 【動詞＋】 (v#) を指定すれば exploit がどんな名詞を目的語としてもつか, 同じく 【＋動詞】 (#v) を指定すれば “exploit”がどんな名詞を主語としてもつかを調べることができます。同様にして、形容詞や副詞がどんな語を修飾するかを調べることもできます。

さらに、例えば“color”という語は、品詞が名詞、動詞および名詞が形容詞的に用いられている場合について用例が収録されていますが、名詞であれば“color@n”、動詞なら“color@v”、形容詞的用法であれば“color@adj”と入力することで、特定の品詞・用法の“color”について絞り込むことができます。

こららのユニークな検索機能を組み合わせることにより、例えば「動詞の color がどのような前置詞と結びつくか」を調べたければ「color@v #prep」を検索することで、

　　color up to the temples／耳もとまで赤くなる

という用例が見つかり、 そこから、“color + up to”という意外な結びつきに気づくことができます。