旧製品、他社製品から「かわせみ2」への移行

旧製品、他社製品をご利用のお客様が、「かわせみ2」に移行する方法について説明します。


「かわせみ」や「egbridge」から辞書を移行したい

「かわせみ2」セットアップで移行する

「かわせみ」のユーザ辞書は、「かわせみ2 セットアップ」で移行が可能です。
「かわせみ2 セットアップ」は「かわせみ2」インストール後、初回起動時に自動的に起動します。「かわせみ2 セットアップ」では、ユーザ辞書の移行以外にも、入力法の設定や環境設定テンプレートの選択なども行います。

  1. 初回起動時に「かわせみ2 セットアップ」が自動で起動されます。
  2. 初期設定をテンプレートから選びます。わからなければ、[標準タイプ]を選択してください。
  3. 入力方法を選びます。
  4. 「かわせみ」から移行したいデータを選択します。
  5. 辞書を移行の対象にした場合、移行したい辞書を選択します。
  6. ユーザ辞書は、登録単語が新しい辞書に統合されます。学習情報は失われます。
  7. キー割り当てとローマ字ルールはすべてコピーされます。
  8. セットアップの概要が表示されますので、問題なければ実行します。
  9. 移行が終わったら終了します。
  • ユーザ辞書の移行は、ユーザ登録単語が新しいユーザ辞書に登録し直されます。学習情報は統合されません。
  • 専門語辞書はコピーされます。もしすでに同名の専門語辞書がある場合、その辞書は移行できません。
  • 「かわせみ2 セットアップ」は/ライブラリ/Application Support/MONOKAKIDO/Kawasemi2/にインストールされます。初回起動時にスキップしてしまっても、再度セットアップツールより移行を行えます。
  • 「かわせみ2 セットアップ」では「個人ユーザ辞書」は登録語と抑制語のみ移行されます。学習情報は移行されません。
  • 「かわせみ2 セットアップ」では共有のユーザ辞書は移行されません。
  • 「辞書管理ツール」での辞書読み込みはユーザ登録語および抑制語のみが対象です。
  • 「egbridge」の辞書は「かわせみ2 セットアップ」では移行されません。

手動で移行する

「かわせみ2 セットアップ」で辞書を移行しなかったり、所定の場所以外にバックアップした辞書や、「egbridge」で使用していた辞書を手動で移行したい場合は辞書管理ツールを使って現在のユーザ辞書に読み込みます。

  1. 入力メニューから「辞書管理ツール」を選択します。
  2. ファイルメニューの「テキスト/辞書の読み込み...」を実行し、ご利用の「egbridge universal」「EGBRIDGE」のユーザ辞書を読み込んでください。各バージョンのユーザ辞書は以下の場所にあります。
    ・〜/ライブラリ/egbridge universal2/Dictionaries/
    ・〜/ライブラリ/egbridge universal/Dictionaries/
    ・〜/ライブラリ/EGBRIDGExx/Dictionaries/
  3. 「辞書管理ツール」を終了します。
  • 辞書ファイルを直接「かわせみ2」の辞書フォルダに移動することでもそのまま使用することができます
    1. 〜/ライブラリ/Kawasemi2/Dictionaries/に辞書ファイルを移動します。名前が重複する場合は、名前を変更します。
    2. 環境設定の[辞書>ユーザ辞書]で移行したユーザ辞書を選択します。
  • 専門語辞書、専門語再変換辞書は、ユーザ辞書と同じ場所の専門語辞書、専門語再変換辞書を以下にコピーしてください。
    ・〜/ライブラリ/Kawasemi2/Dictionaries/
  • キー割り当てファイルは、前述の辞書フォルダと同階層の KeySettings 内のファイルを以下にコピーしてください。
    ・〜/ライブラリ/Kawasemi/KeySettings/
  • ローマ字ルールファイルは、前述の辞書フォルダと同階層の RomajiSettings 内のファイルを以下にコピーしてください。
    ・〜/ライブラリ/Kawasemi/RomajiSettings/

「ATOK」をご利用の場合

「ATOK」をご利用で、「ATOK」のキー操作等を同じように使用したい場合は次の手順を行ないます。

  1. 入力メニューから「辞書管理ツール」を選択します。
  2. ファイルメニューの「テキスト/辞書の読み込み...」を実行し、ご利用の 「ATOK」のユーザ辞書を読み込んでください。「ATOK」の辞書の場所は、「ATOK」のマニュアルをご覧ください。「かわせみ2」で読み込み可能な「ATOK」の辞書は次の通りです。
    ・ATOK 11 〜、 汎用 のユーザ辞書
    ・ATOK共通辞書
  3. 「辞書管理ツール」を終了します。
  4. 入力メニューから「環境設定ツール」を選択します。
  5. ファイルメニューから「テンプレートの読み込み...」を選択します。
  6. 一覧から「ATOK風タイプ」を選択し、「読み込み」をクリックします。
  7. 「環境設定ツール」を終了します。

ATOKのユーザ辞書の場所がわからない、または、うまく読み込めない場合は、ATOKの辞書ユーティリティでテキスト書き出しを行い、そちらを読み込むことでも移行することができます。


「ことえり」をご利用の場合

「ことえり」をご利用で、「ことえり」のキー操作等を同じように使用したい場合は次の手順を行ないます。

なお、「かわせみ2」では、ことえり辞書を直接読み込んで辞書登録を行うことはできません。一度、ことえりユーザー辞書のテキスト書き出しを行う必要があります。ことえり辞書のテキストへの書き出しについては、「ことえり」のマニュアルをごらんください。

  1. 入力メニューから「辞書管理ツール」を選択します。
  2. ファイルメニューの「テキスト/辞書の読み込み...」を実行し、用意した「ことえり」のユーザ辞書テキストファイルを読み込んでください。
  3. 「辞書管理ツール」を終了します。
  4. 入力メニューから「環境設定ツール」を選択します。
  5. ファイルメニューから「テンプレートの読み込み...」を選択します。
  6. 一覧から「ことえりタイプ」を選択し、「読み込み」をクリックします。
  7. 「環境設定ツール」を終了します。